昨年(2013年)の1月に高野山に行った際、自分が厄年と知った。
今まで生きてきて、お祓いとか何もした事がなかったけれど
あまりの私のついてなさを心配してくれた方が
「厄よけのお守り」を買ってくれた。
それがこのお守り。
首からかけられるタイプでずっと昨年はかけていた。
効果があったのかなかったのかは別として、
「高野山のお守り」ということでちゃんと返しにいく事にした。
お守りを返しにいく日を、今年のお正月に予定していたが
急遽、風邪を引いてしまい断念。
仕方なく「別の休みの日に行こう。」と決めたが忙しくて、なかなかいけそうにない。
「どうしよう。」と悩んでいた…。
そんな時、ふと朝起きたら「あっ、高野山に行こう。」と思い、即行動。
ただ、早くいきたいのに「あれしないと!これしないと!」と家事を済ませてからの出発だったので
出発はお昼になってしまった。
朝から何も食べていないし、特に電車の時間も調べていない全く計画性のない旅。
とりあえず、少しお金をATMでおろしての出発。
南海電車の窓口に行き
「一番早くつく高野山までの切符が欲しい。」というと
なんかスペシャルチケットみたいなのを渡してくれた。
http://www.nankai.co.jp/traffic/otoku/koyasan.html
私は堺東からのったので少し安く買えた。
ほんとはタイミングが合えばこちらにのりたかった。
http://www.nankaikoya.jp/tenku/
天空。
特急に乗るので電車の中で「駅弁」でも食べよう。
と思っていたけれど、乗車時間が長い割には駅弁もなにもなかった…。
電車の机すらほんの気持ち程度しかなかった。(笑)
仕方がないので、お昼はコチラ。
電車の中で、どんな風に高野山を回ろうか?とiPhoneをいじっていたけれど
和歌山にはいったぐらいから、圏外ばかりでまともにつながらず、予定が全くたてられなかった。
取りあえずお守りを返すには「奥の院」にいかなくてはいけない。
でも、せっかくなので奥の院以外もいってみたい。
というか、高野山って初詣するならどこのお寺に行けばいいの?とわからなくなり
わずかなネットをたよりに検索。
ダイルアップを思い出す程のネットの遅さにイライラしつつ
「奥の院」→「金剛峯寺」→「金堂」にいく事にした。
高野山駅からバスで「奥の院前」へ
なんかいた。(笑)
ゆるキャラ。
雪が残っていて、石畳が滑って滑って仕方がなかった。
受験生にはよろしくない状況…。
特別母樹林
広い、お墓の中を歩き、お守りを返す場所が分からず、
お守りを売っている場所についたので
お守りを返納する場所を聞いてみた。
場所を教えてもらい無事返納。
せっかくなので久々に般若心経を…と思ったけれど思い出せず…。(お遍路途中なのに…不甲斐ない…。)
とりあえず、お線香とローソクをつけて「南無大師遍照金剛」と3回だけとなえて帰ろうとしたら
急に涙がとまらなくなり、ちらりと雪が降り出した。
奥の院の敷地内を出るまで、ずーーーっと涙が止まらなかった。
行きは「変わったお墓ばっかり。」ってニヤッとしながら歩いてたけど、
(入り口付近に「しろあり」のお墓があって、なぜかニヤッとしてしまう…原因は書体かな…)
帰りは大量のお墓と天まで届きそうな勢いの杉の木を見て
「生きていたくてもこんなにも死んでしまった人がいるのか…。」と思ったら
「生きなきゃ!」と強く思った。
ちなみにここでおみくじをひいた。(自販機があった)
大吉であった。(笑)
あと、新たにお守りも買った。
今回は厄よけ用ではなく普通のお守りと、まだ早いけど息子用のお守り。
マジで頑張ってくれよ!(涙)
もう既に空は暗くなっており、帰宅していく人がちらほらいる中
バスで「金剛峯寺」に向かう。
途中、お洒落なカフェとお土産屋さんをみつけた。
「金剛峯寺」にはバスツアーの方がたくさんいた。
心が歪んでいるのか、写真も歪んでいる…。
到着したのが午後4時でふと横をみると鐘がならされていた。
中に入ってみる。
参拝料は500円だが南海の切符に割引券がついていたので
400円だった。
しかも、お接待券付きだった。(笑)
お接待の再現写真。
色んなものが展示されている中(ほとんどが撮影禁止)
私が一番興味を示したのが廊下から見る雪景色とお台所だった。
弘法大師様は関係ない。(笑)
廊下の屋根の低さに「昔の人は背が低かったのね…。」と実感し
「この廊下を着物を着て打掛け姿であるきたい。」とか
「お寺の建築、素晴らしすぎ!」と興奮していた。(笑)
お庭も素晴らしい。
よく見たら何か書いてある。
池もあった。
内装はほとんど撮影禁止で
ふすまに四季折々の絵が描かれてあったり、金箔の部屋があった…。
きっと素晴らしいはずなんやけど、それよりも外の景色が素晴らしかった。
名称がわからないけど、障子のような木枠ごしの雪景色とかが絵画みたいで
「めちゃくちゃ寒いけど、ここに住みたい。」と思ったくらい。
あとは「お台所」にワクワクがとまらなかった。
ただ、飾っているだけじゃなくて
「まだ実際に使っている。」と言う事に感動した。
薪がつまれてあったり、ネズミをよける為に梁に紙をはっていたり(ネズミ滑りと書いていた)とか
「この釜では98キロのご飯がたけます。」とでっかい釜があり、その釜が3つあったり…。
「すげぇ!!すげぇ!!!宮崎駿の世界みたい。」と思ってしまった。
こっちのほうがリアルなんやけど…。
仏様のおさがりでお餅がおいてあったので
(ちゃんとお金をおいて)もらってきた。
あと、お寺の中にお土産屋さんがあったのでお土産を購入した。
思わず購入したのはコチラ
「武蔵」
「むさし???」
なんじゃこれ?
包まれて中身がわからない…。
と思ったら、お接待のお菓子だった。
「息子にあげよう。」と思わず買った。(笑)
あと、ずっと欲しかった指輪をみつけた。
こちらも購入。
「面白かった。」と大満足で金剛峯寺を後にしたけど、もう時間がなく
金堂はいけなかった…。
バスの時間を待つ間、お土産をかった。
まだ早いんやけど…
まじで頑張ってくれ…という気持ちを込めて。
財布の中身が500円しか残っていない状態になったので、帰宅することにした。
本当なら宿坊とかに泊まってみたかったけど、お金がなかった…。
来年はもっとお金を貯めてお守りを返しにきたい。
帰りは、特急ではなかったので
帰宅にはすんごい時間がかかった。
そして、めちゃくちゃおなかが減ったのでした…。
今年はお遍路の続きを一寺でもいいから回りたい。
あと、般若心経を覚えたい。
【送料無料】高野山宿坊の旅 |
What do you think?